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2025-05-28

振り袖に必要なものリスト!着付け小物と写真準備ガイド

振り袖に必要なものリスト!着付け小物と写真準備ガイド

成人式(二十歳の集い)は人生の中でも特別なイベントの一つ。この日だけは憧れの振袖を着て、華やかに着飾りたいですよね。しかし、普段なじみのない着物を着るのに、何を用意すればいいのかわからないという方も多いと思います。振袖の着付けには、必要な小物や道具がたくさんあります。本記事では、振袖の着付けに必須のアイテムやあると便利な小物を詳しくご紹介します。成人式を迎える方や振袖を準備する方にとって、役立つ情報をお届けします。


振袖の着付けに必要な道具の選び方


振袖の着付けに必要な道具は、「必需品」「補助具」「装飾品」の3つに分類すると選びやすくなります。

まず必需品は、着付けに欠かせない基本アイテムで、長襦袢・足袋・肌着などが含まれます。

次に補助具は、着崩れを防ぎ快適に着るための道具で、着物ベルトや補正パッドなどが該当します。

そして装飾品は、振袖姿を華やかに見せるためのアイテムで、帯飾りや髪飾りなどがこれにあたります。
予算に応じて、まずは必需品をしっかり揃え、余裕があれば補助具や装飾品を加えるのがおすすめです。レンタルプランでも、これらがセットになっているか確認すると安心です。



振袖の着付けに必要なもの&小物チェックリスト


振袖を着る際に必要なアイテムは、着物本体だけではありません。細やかな小物や補助具が揃うことで、綺麗に着付けができ、快適に過ごせます。以下のリストを参考に、忘れ物がないかチェックしてみてください。


1.振袖の特徴と選び方


振袖必要なもの


振袖は未婚女性の第一礼装で、華やかな印象が特徴です。
袖丈は振袖の大きな特徴で、長いほど格式が高く、大振袖・中振袖・小振袖があります。
の種類には鶴や松竹梅などの吉祥文様、季節の花柄などがあり、意味を込めて選ぶのもおすすめです。
色柄の選び方は、顔映りや好みに合わせて選びましょう。

選ぶ際は、体型に合わせてバランスの良い柄配置や縦ラインを意識すると美しく見えます。肌の色に合わせた色味を選ぶと顔映りが良くなり、好みの雰囲気(かわいい系、クール系、古典的など)を明確にすると自分らしい一着に出会えます。試着して全体の印象を確認するのがポイントです。


振袖に必要なもの


2.袋帯の選び方と特徴


振袖必要なもの

袋帯は長さが約4m以上あり、振袖の豪華な帯結びに適した格式高い帯です。素材は絹や金銀糸を使用した重厚感のあるものが多く、帯全体または一部に華やかな柄が施されています。選ぶ際は、振袖の色柄と調和するデザインを意識することが重要です。たとえば、振袖が古典柄なら金糸や雅な文様の帯、モダン柄ならシンプルで洗練された帯を選ぶと、全体のコーディネートが美しくまとまります。


振袖に必要なもの


3.伊達衿(だてえり)の種類と選び方


振袖必要なもの

伊達衿(だてえり)は長襦袢の衿に重ねて差し込み、顔まわりを華やかに演出する小物です。素材は高級感のある正絹や扱いやすい化繊があり、刺繍やラメ入りも人気です。色は振袖や帯と同系色でまとめると上品に、反対色で差し色にすると華やかさが増します。古典柄の振袖には金や赤の伊達衿、モダン柄にはシルバーや白の伊達衿など、全体のバランスを見て選ぶのがポイントです。


振袖に必要なもの

4.帯揚げ – 振袖姿を彩る重要な装飾小物


振袖必要なもの

帯揚げは帯枕を包みつつ、振袖姿を華やかに見せる装飾小物です。素材は高級感のある正絹や、手入れが簡単な化繊があり、しぼのある縮緬素材が一般的です。色は帯や伊達衿とのバランスを見て選び、差し色として華やかな色を入れると印象的に仕上がります。結び方には「二重太鼓」やボリューム感を出せる「二枚重ね」などがあり、結び方次第で雰囲気を自由に変えることができます。
帯枕を帯揚げで包み、帯の上に固定してから帯揚げを前に回します。前で蝶結びや本結びにして、形を整えながら帯に差し込めば完成です。ふんわり感が華やかさのポイントです。


振袖に必要なもの

5.帯締め(振袖の華やかさを引き立てる重要な小物)


振袖必要なもの

帯締めは帯を固定すると同時に、振袖姿を引き締める重要な装飾小物です。素材は正絹が主流で、金糸入りや飾り付きなどデザインも豊富です。色は振袖や帯と調和させつつ、差し色で華やかさを演出するのがポイント。例えば赤い振袖には白や金の帯締め、青い振袖にはピンクや銀が映えます。結び方は「花結び」や「リボン結び」などが一般的で、結び目の位置や形で印象が大きく変わります。全体のバランスを見て選びましょう。


振袖に必要なもの

6.防寒対策に欠かせない羽ショール


振袖必要なもの

羽ショールは振袖の防寒対策と華やかさを兼ねた小物で、フェイクファーやカシミヤ混などの素材があり、白・黒・ベージュが定番カラーです。赤や黒の振袖には白、淡い色の振袖にはグレーやベージュがよく合います。着用時は振袖の柄を隠さないように肩に軽くかけ、留め具は襟元中央に控えめに留めるのがポイント。過度にボリュームを出さず、上品な印象を保つことが大切です。写真映えも意識して選びましょう。



7.バッグ選びのポイント


振袖必要なもの

振袖に合わせるバッグは、全体のバランスを引き立てる重要な小物です。素材は正絹やちりめん布、ビーズ刺繍入りの華やかなものが人気。サイズは小ぶりが基本で、財布やスマホが入る程度が理想です。デザインは金銀の刺繍や花柄など、和装に合う上品な装飾を選ぶと華やかさが引き立ちます。振袖や帯の色に合わせた同系色か、差し色としてコーディネートするのがおすすめです。装いに統一感をもたせましょう。


振袖に必要なもの

8.草履(ぞうり)の選び方とポイント


振袖必要なもの

草履は振袖に合わせて色やデザインを選ぶのが基本で、帯やバッグと統一感のあるものがおすすめです。サイズはかかとが少し出る程度が美しく、高さは足長効果を狙える5〜7cmが人気。素材はエナメルや布張りで、光沢感があるものが振袖に映えます。購入前は試着し、鼻緒がきつすぎないか確認しましょう。履き慣らしには、事前に室内で数回履いて足になじませておくと安心です。長時間歩いても疲れにくくなります。



9.長襦袢(ながじゅばん)の選び方とポイント


長襦袢は振袖の下に着るため、袖丈や裄(ゆき)が振袖とぴったり合うものを選ぶことが大切です。袖から長襦袢がはみ出すと見栄えが悪くなるため、サイズ確認は必須です。
色は振袖の地色に合わせた淡色系や無地が基本で、透け感を防ぎます。
華やかにしたい場合は刺繍入りの半衿をつけ、衿元で美しく見せる工夫を。
衿合わせはのどのくぼみ辺りでV字に深く整え、衣紋を適度に抜くと振袖姿がより美しく映えます。



10.肌襦袢(肌着)の選び方と着用のコツ


振袖必要なもの

長襦袢の下に着る肌着です。直接肌に触れる肌着は、汗を吸収し、清潔感を保つために必要です。通気性や吸湿性の良い素材を選びましょう。ワンピースタイプと上下が分かれたセパレートタイプがあり、「きものスリップ」という名称で販売していることもあります。
肩や胸元のラインを整える補正効果もあり、美しい振袖姿の土台となるため、自分の体型や季節に合わせてサイズを選ぶことが大切です。
振袖をレンタルする場合は、肌に直接ふれる肌襦袢はご自身で用意する場合が多いので、事前に確認しておきましょう



11.足袋(たび)の選び方と注意点


和装専用の靴下である足袋は、草履を履く際の必須アイテムです。足に合ったサイズを選びましょう。振袖には白足袋を合わせるのが一般的です。刺繍などのワンポイントがある足袋もあります。
サイズ選び:足にぴったりフィットするサイズを選び、指先に余裕がありすぎないものを
素材の特徴:綿は通気性と吸湿性に優れ、ナイロン混は伸縮性があり履きやすい
履き方のポイント:縫い目がまっすぐになるように整え、コハゼ(金具)は下から順に留めるとしっかりフィットします
着用前に試し履きをして、靴ずれを防ぐことも大切です。


振袖に必要なもの

12.髪飾り – 成人式の華やかさを演出するアイテム


振袖必要なもの

髪飾りは振袖姿をより華やかに引き立てる重要なアイテムです。
種類には繊細な和の美を表現する「つまみかんざし」、上品な印象の「簪(かんざし)」、使いやすく安定感のある「コーム」、アレンジしやすい「クリップ」などがあります。選ぶ際は髪型やボリューム、振袖の色柄に合わせて、全体のバランスを整えるのがポイント。たとえば、柄が華やかな振袖には控えめな色味の髪飾りを選ぶなど、調和を意識することで洗練された印象になります。



13.伊達締め – 着崩れ防止の必須アイテム


振袖必要なもの

伊達締めは長襦袢や振袖の上から締め、着崩れを防ぐための重要なアイテムです。胸の下あたり、帯より内側になる位置にまっすぐ巻き、緩すぎず、苦しくない程度にしっかりと締めます。マジックテープ式や伸縮性のある素材は初心者にも扱いやすく、着付けの安定感が増します。着物の衿合わせを固定し、美しいラインを保つため、プロの着付けでも必ず使用される基本アイテムです。重ねて使う場合はズレないよう丁寧に整えましょう。



14.三重仮紐(さんじゅうかりひも)


三重仮紐(さんじゅうかりひも)は、帯結びの際に使うゴム製の補助具で、3本のゴム紐が一体化した構造です。華やかな振袖の帯結びに欠かせず、リボン状の飾り結びや立体的な形を安定させるために使用します。結び方や帯のデザインによって、1本または複数を使い分けることも可能。使用時は帯の内側に通して形を整えた後、ゴム部分に羽根を差し込むようにして固定するのがコツです。初心者でも美しい帯結びを仕上げやすくなります。



15.腰紐(5本)


腰紐は長襦袢や振袖を固定し、着崩れを防ぐために使います。腰骨の少し上で締め、裾丈を整えます。最初に長襦袢、次に振袖用に3〜5本使い、きつすぎず、動いてもズレない程度に締めるのが理想です。



16.衿芯(えりしん)の選び方と使い方


衿芯は長襦袢の半衿部分に差し込んで使い、衿元を美しく保つ役割があります。プラスチック製は形崩れしにくく、化繊製は柔らかくフィット感があります。半衿の内側にまっすぐ差し込み、首元から自然なカーブを作るのがポイント。浮きやシワが出ないよう、左右均等に整えることで衿元がすっきりと美しく見えます。



17.前板(帯板)


前板(帯板)は帯の下で土台となる道具で、帯のシワやたるみを防ぎ、平らで美しい仕上がりにします。形状は平板やゴム付きがあり、素材は通気性の良い不織布や芯入りタイプが一般的。帯を結ぶ前にウエストに巻き、帯の前面がまっすぐになるよう当てるのがポイントです。



18.後板(帯板)


帯の後ろ部分に使用する板で、前板と同様に形を整える役割があります。



19.帯枕(おびまくら)- 帯結びの形を美しく保つための必需品


帯枕(おびまくら)は、帯結びを立体的に美しく整えるための必需品で、結びの形を保つ役割を果たします。一般的な帯枕は硬めの芯が入っており、二重太鼓用はやや大きめで安定感があります。使い方は、ガーゼに包んで帯の上部に差し入れ、後ろ中央の肩甲骨あたりに装着します。選ぶ際は、帯の種類や結び方に合ったサイズと高さがポイント。軽く、安定感のあるものを選ぶと仕上がりが美しくなります。



振袖必要なもの

振袖の着付けに必要な補助小物一覧


振袖の着付けに欠かせない補助小物には、着物ベルト、補正パッド、和装ブラジャーがあります。着物ベルトは胸元の着崩れを防ぎ、補正パッドはウエストや肩の凹凸を補い美しいシルエットに整えます。和装ブラジャーはボリュームを抑え、衿元をすっきり見せる効果があります。これらは着崩れ防止や長時間の着用でも苦しくなりにくくするために重要で、成人式や前撮りなどの実際のシーンで快適さと美しさを両立させる役割を果たします。


着物ベルトの使い方と選び方


着物ベルトは、長襦袢や振袖の衿元を固定し、着崩れを防ぐためのゴム製ベルトです。正しい装着位置は胸下あたりで、衿が左右対称になるように整えながら軽く締めます。素材にはソフトタイプや滑り止め付きなどがあり、動きやすさや肌あたりに差が出ます。成人式や長時間の撮影など、着崩れしやすいシーンでの使用がおすすめで、初心者でも簡単に美しい着姿をキープできます。「コーリンベルト」とも呼ばれます。



体型を整える補正パッド


補正パッドは、着物を美しく着こなすために体の凹凸を整えるアイテムです。腰パッドでくびれを埋め、胸パッドで胸元を平らに整えるなどがあります。使用目的は、振袖が滑らかにフィットし、着崩れを防ぐこと。薄手のタオルなどで代用も可能ですが、専用パッドは着心地が良くズレにくいのが特長。自然なラインを作るためには、体型に合わせてバランスよく配置することが重要です。



和装ブラジャー:胸の形を整えて着物姿を美しく


和装ブラジャーは、胸のふくらみを抑えフラットに整えることで、着物が体に密着し美しいシルエットを作ります。選び方のポイントは、アンダーバストを正確に測ってぴったりのサイズを選ぶこと。着用時は背中の段差が出ないよう平らに整えるのがコツです。素材は通気性に優れた綿混や吸湿性のあるものがおすすめ。ワイヤーなしで締め付け感が少ないものが快適です。胸元を整えることで、衿合わせがすっきりし、上品な印象に仕上がります。



振袖をより華やかにしてくれる小物


振袖を彩る小物は、装いをさらに華やかに演出するアイテムです。着付けには無くてもいい小物ですが、色やデザインで個性を表現し、コーディネートをおしゃれに仕上げます。



1.飾り紐


振袖必要なもの

帯結びをさらに華やかに彩る紐で、振袖姿にアクセントを加えます。伝統工芸の紐を使用し縁起のいい結びがされています。



2.帯飾り


振袖必要なもの

帯の中央や横部分に付けるアクセサリーです。小さなチャームやストーンで装飾されており、振袖の豪華さを際立たせ、個性を演出します。


振袖レンタル・写真撮影の選び方


振袖レンタルを選ぶ際は、
① 価格(セット内容と比較して適正か)
② 品質(生地や仕立ての良さ)
③ サービス内容(着付けやヘアメイクの有無)
を確認しましょう。写真撮影では、立ち姿や袖を広げたポーズなど、振袖の美しさを活かす構図を意識。事前にポーズ練習や希望カットを相談しておくと安心です。






よくある質問


Q. 振袖の着付けに最低限必要なものは?
A. 振袖、袋帯、長襦袢、肌襦袢、帯枕、前板、伊達締め、腰紐(5本)、帯揚げ、帯締め、衿芯、足袋などが必要です。
Q. レンタルと購入どちらがおすすめ?
A. 一度きりの着用ならレンタル(5〜35万円)がお得。記念や複数回着用なら購入(30万円〜)も検討を。
Q. 着付け道具の相場は?
A. フルセットで約1〜3万円。品質やブランドにより価格が変わるため、用途に合わせて選ぶのがポイントです。



着付け道具の選び方Q&A


Q. 着物ベルトは何本必要?
A. 基本は1本でOKですが、胸元やおはしょりの整え用に2本あると便利です。滑りにくいゴム製がおすすめ。
Q. 補正パッドの種類は?
A.胸・腰用があります。胸用は鎖骨のへこみや胸を抑えるなどに使用し、腰用はウエストのくびれやおしり上のくぼみを補正します。補正することによって着崩れしにくく、美しいシルエットに。
Q. 帯締めの長さは?
A. 振袖用は約150cmほどが一般的。アレンジしやすい長尺タイプは170~190㎝もあります。帯結びを華やかにするため、太めで装飾がついたタイプが人気です。



トラブル対処法


着付け時のよくあるトラブルには、着崩れ、帯のずれ、衿元の乱れがあります。
予防には補正パッドや伊達締めをしっかり使い、体型に合わせた補正と腰浴びをしっかりと締めて着付けることが大切です。
帯がずれた場合は帯の下に料亭を差し込み、ぐっと帯を押し上げ、帯のゆるみを小さなタオルなどで補正します。
襟元が浮いてきた場合は、左側の脇下のあきから手を入れ、下前を軽く引き、脇に挟み込み、上前の衿物も優しくなでながら伸ばし、たるみを右側の帯の中に入れ込みます。





まとめ


振袖の着付けには、さまざまな小物や道具が必要ですが、事前に準備をすれば成人式当日を快適に過ごせます。さらに、便利アイテムを活用することで着崩れ防止や着心地の向上が期待できます。振袖や小物選びに迷ったら、スタジオキャラットのような専門サービスを利用して、万全の準備を整えましょう。成人式という大切な節目を、思い出深いものにしてください。

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